プラセンタ点滴
献血できない
プラセンタ点滴はアンチエイジングなどの美容面のほかにも滋養強壮や
虚弱体質の改善などの健康面から利用されていることが多く、
特に女性を中心に幅広い世代に人気を集めている
美容クリニックの施術として知られています。
そんなプラセンタ点滴に関連する噂として言われているのが、
「プラセンタ点滴をした場合は
献血をすることができない」という内容のものです。
何故このような噂があるのかというと、実は人間の胎盤から作られた薬剤である
ヒトプラセンタエキスが問題となっています。
これを体内に入れた場合は、クロイツフェルトヤコブ病と呼ばれている
感染症の病原体の感染リスクが否定できないと言われていて、一度感染してしまうと
命の危険性を伴っている危険な病気として知られていることから
血液を介して感染を広げてしまうリスクがあるということで
献血できないと言われているのです。
では、プラセンタ点滴にはヒトプラセンタエキスが含まれているのかどうか
というところなのですが、サプリメントや点滴などで利用されているプラセンタには
ヒトプラセンタエキスは含まれていないとされています。
多くの場合は動物性プラセンタや海洋性プラセンタが利用されているので、
感染のリスクはないと判断されていることから、普通に献血を受けることができるようになっています。
そのためこの噂は、プラセンタに関しての知識が混同されてしまったことによる
間違った情報となっていると判断することができます。
100万人に一人の奇病「クロイツフェルト・ヤコブ病」
クロイツフェルト・ヤコブ病は100万人に一人という割合で発症します。
この病気の特徴は、海綿(スポンジ)状変性がみられるということです。
現在においてはプリオン病や伝達性海綿状脳症をひとくくりとして哺乳類で起こる神経疾患群としています。
プリオンは蛋白質性感染粒子のことを指しています。
感染性病原体のことを意味する造語として多くの人から認知されるようになりました。
これは異常プリオン蛋白が集まり固まった長さが数百nmで幅が4nmほどの感染性微細線維状物質で構成されています。
用いられた臓器と感染価が合致していないため、プリオンではない感染する能力を持つ因子が存在すると考えられています。
CJD の場合は基本的には口を経由して感染したり、空気によって感染することはないです。
一方でBSEやvCJDの場合は、病原体が口の中に入ることによって侵入してくると推測されています。
エタノールや紫外線などを活用した消毒のやり方では取り除くことはできません。
予防するためには手が汚れることを防いだり、注射針などで刺傷しないようにする、感染物が目に飛んでこないようにする、
感染した手で目を触らないようにするなどの配慮が必要です。
クロイツフェルト・ヤコブ病は100万人に一人の確率で発症してしまう恐ろしい病気です。
命に関わってしまうことも多いので注意が必要です。
プラセンタを点滴を行った場合は発症してしまうのではないかと噂されていますが、実際には安全なものが使われているので
安心して利用できます。
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